【紅葉】
「それだから、なぎさはダメなんだよ」

【なぎさ】
「ええっ!?」

【紅葉】
「変なプライドなんかパンツと一緒に捨て去って、その
むっちりな身体を……じゃなかった、そのムッツリな
エロスを解放して、武器にしなくっちゃ」

【綾音】
「たしかに、なぎさの臆病さは折り紙つきね。二人とも
不器用なんだから、積極的にいかないと関係の進展は
望めないわよ?」

【なぎさ】
「そんなこと言われても……ひゃあぁっ!?」

【紅葉】
「だいたい、これだけのおっぱいを持ってるクセにただの
肥やしにしてるなんてゆーのが、そもそもの罪だよ!」

【なぎさ】
「あんっ! も、紅葉、やめ……んっ!!」

【紅葉】
「りゅーいちと上手くいってないのも、武器(たから)の持ち腐れで
ぜんぜん利用してないからじゃん?」

【なぎさ】
「んぅっ、あっ、きゃんっ! そ、そんなの……利用
できるわけ、な、いっ……あんっ!!」

【綾音】
「ふふっ。皇樹君も男の子だし……十分、効果あるんじゃ
ないかしら?」

【紅葉】
「うりうり。うわっ、なにこの柔らかさ……鼻血出そー」

【なぎさ】
「ちょっと紅葉、それ、だめだってばぁ……やぁんっ!」

【紅葉】
「ほら、こうして自分で揉んで見せれば、りゅーいちも
きっと釘付けだよ」

【なぎさ】
「そ、そんなの、ただの変態……んあぁんっ!」

【紅葉】
「変態じゃないよ。たとえ変態だとしても、戦略的変態は
男の子的にはアリなんだってば」

【綾音】
「ちょっと上品さに欠けるけれど……プロポーションで
アピールするのは、女性の正当な権利なのは同意ね」

【紅葉】
「そーだそーだ。乙女が陰で努力してスタイルを保ってる
のは、意中の男を射止めるためなんだってばさ」

【なぎさ】
「それは、そうかもしれないけど……ひゃんっ!」