ストーリー
日本の遥か南西に位置する常夏の孤島、月読島<つくよみじま>。
主人公である芳乃 零二<よしの れいじ>は、その島に住む至って普通の学生――だった。
突如として非現実的な窮地に陥った零二を救ったのは、美しい一人の少女。
彼女こそは『No.13』<ミッシングナンバー・サーティーン>、古代より伝わる伝説の"
戦略破壊魔術兵器"――通称『マホウ』と呼ばれる、超科学兵器そのものだった。
『戦略破壊魔術兵器』<マホウ>の形状は、その人物を象徴するに相応しい形となり
所有者に唯一無二の特殊な"能力"<チカラ>を与えるという。
しかし、彼の使える“能力”は、二つ。「24時間前までに出会っていた人物の召喚」と、
「物質を24時間前までの状態に戻す」ということ兵器や戦争とはかけ離れた能力だった。
そして平和な日常を求める零二の想いとは裏腹に、彼は大切なものを賭けた
13人の『召喚せし者』<マホウツカイ>達のバトルロイヤルへと巻き込まれて行く。
月読島で繰り返される超能力者<マホウツカイ>達の哀しき戦いの宿命<れんさ>。
彼が賭けるのは、守るべき大切な日常である、こそばゆい青春の学園生活。
まるで永久に続くダ・カーポのような争いの運命を断ちきるため、
零二は今日も戦いの渦中へと飛び込んでいく――